バーガーショップと、自分の英語力
アメリカ、シカゴに来てから1ヶ月が過ぎた頃…
友人の紹介で、アメリカ人美大生の男の子と仲良くなりました。
彼は生まれも育ちもアメリカ、なのでれっきとしたアメリカ人なのですが、
フィリピン人と日本人のハーフなので、しかも、顔立ちは日本人にかなり寄っているので、
話していると不思議な感覚に陥ります。
ていうのも、もちろん第一言語は英語、でも両親の影響で日本語もタガログ語も話せるらしいのです。
でも、日本語を話すときはちょっと日本人でないなぁとわかるような話し方。
漢字も読めるし、難しい日本語の単語以外、8〜9割方は理解してくれるから、
ついつい英語で話すより、日本語で話してしまいます。
ていうのも、実際海外に来てから気づいたことなのですが、
英語を第一言語としない、他国の人とお互い英語で話すよりも、
英語のネイティブスピーカーの人と英語で話すことのほうがかなり照れくさいことだということです。
しかも、相手が日本語を理解してくれる人だということに甘えてしまいます。
(これは私の個人的な意見です、そう思わずバンバン積極的に英語で話せる人ももちろんいます。)
時間が合う時にはどこかに連れて行ってもらったりするのですが、
今回来たのはここ、バーガーショップ。その名もKuma's corner
外から見るとガラス張りで中は薄暗く赤い照明でオシャレな感じ…
ですが。
中に入ると、いやむしろ入らなくても聞こえてくるほどの爆音で流れるヘヴィメタルなミュージック。
スクリームの映画のようなホラー映画が大画面で映されている…
でもクラフトビールや、バーガーの種類は豊富で、美味しい。
バーガーメニューの名前はIron Maiden、Led Zeppelin、Mastodonなど、私は知りませんが有名なヘヴィメタバンドの名前。
彼はそういうのが好きらしく終始ご機嫌そうでしたw
まぁとにかく、なんかいろいろコンセプトが面白いです。
店内で、ウェイトレスの女の人が早口で何かを喋っている…
私は聞き取れない…w
でも彼はすごく楽しそうに何かを答えてる…(*_*)
ん〜やこ〜や話してる最後に、ビールをオーダーする彼、お姉さんからの
「でっお嬢さんは何飲むの?」
みたいないきなりのこっちへのフリ。
えっメニュー見てもなかった!いや、見てもクラフトビール多すぎてわからんわw
ていう気持ちでオロオロ。
彼が何とかフォローしてくれていろいろオーダーできたのですが、
そのあともちょこちょこと来てくれるお姉さんに対して、ニコッと微笑むしかできない私…
あぁ、情けない。
食べてる途中に少し遠くにいるそのウェイトレスの女の人と目が合ったのですが、それはきっと、「あの子耳が悪いのかしら」とでも思われていたのだろうか(;_;)
英語が苦手で…ってわかってくれる人ならいいけれど、
彼のように、アジア系のアメリカ人は実際沢山いるので、アメリカにいる限り、「話せて当たり前」というプレッシャーが私にはのしかかってくる気がします…。
(こう思うには私だけ?)
というのも、私はここに来る前はワーキングホリデーでオーストラリアにいましたが、
オーストラリアはワーキングホリデービザで来やすい国の一つ
(渡航前にお金があまりなくても、しっかり働けば稼げます)
なので、気軽に行けますし、
英語初心者の方もいっぱいいます。
実際に通っていた語学学校でも、日本人でも、その他の国の人でも、ネイティブ並みに英語を話す人もいれば、全然話せないよ〜という人もいました。
で、反対にここアメリカは、ワーキングホリデーの協定を結んでいない国なので、
ネイティブ並みに喋って、聞いて理解ができる、という人ばっかりのように思えます…。
うーむ、難しい…。
彼とお姉さんがネイティブだからこそ会話が自然に進んでいることを横で見ていて本当に羨ましく思えました。
はぁ〜年下の男の子にフォローしてもらわないとご飯も食べれないなんて〜
まだまだ先が思いやられます。
いや、でもバーガーは美味しかったから今日のところは良しとしよう。
ゆっくり頑張ります。